本日、アボットジャパン株式会社の委託により、サイオネス・ヘルス・ジャパン様を講師としてお迎えし、栄養管理に関する研修を受講しました。
今回の研修では、低栄養を早期に発見し、適切な栄養介入につなげるための「MUST」と「GLIM」について学びました。
令和8年6月の診療報酬改定以降、栄養管理の重要性はこれまで以上に高まっています。特に、エンシュア®やラコール®などの経口栄養剤については、従来のように「食事量が少ないから」という理由だけで処方するのではなく、低栄養のリスクや栄養状態を客観的に評価したうえで、必要性を判断することがより重視されるようになりました。
そのため、医療・介護に携わる専門職には、「なぜ栄養介入が必要なのか」を根拠をもって説明できる評価力が求められています。
今回の研修で学んだMUST(Malnutrition Universal Screening Tool)は、低栄養のリスクがある方を早期に見つけるための栄養スクリーニングです。BMIや体重減少、食事摂取状況などから、詳しい栄養評価が必要かどうかを判断します。
一方、GLIM(Global Leadership Initiative on Malnutrition)は、低栄養リスクが認められた方に対して行う栄養アセスメントの国際基準です。体重減少や筋肉量の減少、食事摂取量、炎症の有無などを総合的に評価し、低栄養の診断や重症度を判定します。
つまり、
- MUST:低栄養のリスクを見つける「栄養スクリーニング」
- GLIM:低栄養を診断する「栄養アセスメント」
という流れで、根拠に基づいた栄養管理を実践していくことが重要になります。
訪問看護では、利用者様の生活環境や食事内容、体重変化、身体機能などを継続的に観察できるという大きな強みがあります。日々の訪問で得られる情報をもとに、小さな変化を見逃さず、多職種と連携しながら適切な栄養管理につなげることが、利用者様の健康維持やQOLの向上につながります。
今回の研修を通して、栄養管理は「栄養剤を処方する・しない」ということだけではなく、利用者様の状態を正しく評価し、適切なタイミングで必要な支援につなげるための重要なプロセスであることを改めて学ぶことができました。
今後も最新の知識やエビデンスを取り入れながら、利用者様一人ひとりに寄り添った質の高い訪問看護を提供できるよう、スタッフ一同研鑽を重ねてまいります。
最後になりましたが、このような貴重な学びの機会をご提供いただきましたアボットジャパン株式会社ならびにサイオネス・ヘルス・ジャパン様に、心より感謝申し上げます。
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